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新規上場会社情報 | 日本取引所グループ

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(1)

 

新規上場申請のための有価証券報告書

(Ⅰの部)

 

株式会社 日宣

   

(2)

目次

 

  頁

表紙  

第一部 企業情報 ……… 1

第1 企業の概況 ……… 1

1.主要な経営指標等の推移 ……… 1

2.沿革 ……… 4

3.事業の内容 ……… 5

4.関係会社の状況 ……… 7

5.従業員の状況 ……… 7

第2 事業の状況 ……… 8

1.業績等の概要 ……… 8

2.生産、受注及び販売の状況 ……… 10

3.対処すべき課題 ……… 11

4.事業等のリスク ……… 12

5.経営上の重要な契約等 ……… 14

6.研究開発活動 ……… 14

7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 15

第3 設備の状況 ……… 18

1.設備投資等の概要 ……… 18

2.主要な設備の状況 ……… 18

3.設備の新設、除却等の計画 ……… 19

第4 提出会社の状況 ……… 20

1.株式等の状況 ……… 20

2.自己株式の取得等の状況 ……… 26

3.配当政策 ……… 26

4.株価の推移 ……… 26

5.役員の状況 ……… 27

6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 29

第5 経理の状況 ……… 35

1.連結財務諸表等 ……… 36

(1)連結財務諸表 ……… 36

(2)その他 ……… 80

2.財務諸表等 ……… 81

(1)財務諸表 ……… 81

(2)主な資産及び負債の内容 ……… 94

(3)その他 ……… 94

第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 95

第7 提出会社の参考情報 ……… 96

1.提出会社の親会社等の情報 ……… 96

2.その他の参考情報 ……… 96

第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 97

第三部 特別情報 ……… 98

第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 98  

(3)

 

  頁

第四部 株式公開情報 ……… 99

第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 99

第2 第三者割当等の概況 ……… 102

1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 102

2.取得者の概況 ……… 103

3.取得者の株式等の移動状況 ……… 103

第3 株主の状況 ……… 104

[監査報告書]  

 

(4)

【表紙】

 

【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)

【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿

【提出日】 平成29年1月13日

【会社名】 株式会社 日宣

【英訳名】 NISSEN INC.

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 大津 裕司

【本店の所在の場所】 東京都千代田区神田司町二丁目6番地5 日宣神田第2ビル

【電話番号】 03 - 5209 - 7222

【事務連絡者氏名】 常務取締役コーポレート本部長 本間 祐史

【最寄りの連絡場所】 東京都千代田区神田司町二丁目6番地5 日宣神田第2ビル

【電話番号】 03 - 5209 - 7222

【事務連絡者氏名】 常務取締役コーポレート本部長 本間 祐史  

(5)

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1)連結経営指標等

回次 第62期 第63期

決算年月 平成27年2月 平成28年2月 売上高 (千円) 3,939,512 4,338,421 経常利益 (千円) 190,327 331,316 当期純利益 (千円) 84,002 199,849 包括利益 (千円) 84,494 199,405 純資産額 (千円) 1,264,624 1,430,029 総資産額 (千円) 3,663,742 3,975,335 1株当たり純資産額 (円) 743.90 841.19 1株当たり当期純利益金額 (円) 50.79 117.56 潜在株式調整後1株当たり当期純利

益金額

(円) - -

自己資本比率 (%) 34.5 36.0

自己資本利益率 (%) 7.1 14.8

株価収益率 (倍) - -

営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 236,158 283,329 投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △1,260,244 △232,144 財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) 1,458,343 55,303 現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 943,526 1,050,014 従業員数

(人)

110 111

(外、平均臨時雇用者数) (8) (18)

(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株予約権(ストック・オプション)の未行使残高 がありますが、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため、記載しておりません。 3.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

4.第62期及び第63期の連結財務諸表については、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第216条の 2第6項の規定に基づき、新日本有限責任監査法人の監査を受けております。

5.当社は、平成28年11月1日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を行っておりますが、第62期の期 首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しており ます。

 

(6)

(2)提出会社の経営指標等

回次 第59期 第60期 第61期 第62期 第63期 決算年月 平成24年2月 平成25年2月 平成26年2月 平成27年2月 平成28年2月 売上高 (千円) 2,506,469 2,620,032 3,153,562 3,589,684 4,136,773 経常利益 (千円) 230,749 167,266 204,958 197,447 320,222 当期純利益 (千円) 95,378 77,259 106,602 114,750 144,779 資本金 (千円) 93,000 93,000 93,000 145,500 145,500 発行済株式総数 (株) 55,000 55,000 55,000 85,000 85,000 純資産額 (千円) 916,466 966,245 1,045,523 1,230,666 1,341,000 総資産額 (千円) 1,533,758 1,554,489 1,634,767 3,402,142 3,696,188 1株当たり純資産額 (円) 16,624.85 17,529.91 18,971.34 723.92 788.82 1株当たり配当額

(円)

500 500 600 400 500

(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純利益金額 (円) 1,734.15 1,404.72 1,938.23 69.38 85.16 潜在株式調整後1株当たり当期純利

益金額

(円) - - - - -

自己資本比率 (%) 59.6 62.0 63.8 36.2 36.3 自己資本利益率 (%) 10.9 8.2 10.6 10.1 11.3

株価収益率 (倍) - - - - -

配当性向 (%) 28.8 35.6 31.0 28.8 29.4 従業員数

(人)

59 75 82 100 100

(外、平均臨時雇用者数) (-) (-) (-) (3) (13)

(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株予約権(ストック・オプション)の未行使残 高がありますが、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため、記載しておりません。 3.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

4.第62期及び第63期の財務諸表については、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第216条の2 第6項の規定に基づき、新日本有限責任監査法人の監査を受けておりますが、第59期、第60期及び第61期 の財務諸表については、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)に基づき算出しており、新日本有 限責任監査法人の監査を受けておりません。

5.当社は、平成28年11月1日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を行っておりますが、第62期の期 首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しており ます。

 

(7)

6.当社は、平成28年11月1日付で普通株式1株につき20株の株式分割を行っております。

そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場 申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第 133号)に基づき、第59期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出した場合の1株当たり指標の 推移を参考までに掲げると、以下のとおりとなります。

なお、第59期、第60期及び第61期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、新 日本有限責任監査法人の監査を受けておりません。

 

回次 第59期 第60期 第61期 第62期 第63期

決算年月 平成24年2月 平成25年2月 平成26年2月 平成27年2月 平成28年2月 1株当たり純資産額 (円) 831.24 876.50 948.57 723.92 788.82 1株当たり当期純利益金額 (円) 86.71 70.24 96.91 69.38 85.16 潜在株式調整後1株当たり当期純利

益金額

(円) - - - - -

1株当たり配当額

(円)

25 25 30 20 25

(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) (-)

 

(8)

2【沿革】

昭和22年4月 兵庫県神戸市において当社の前身である宣伝五洋社を創業し、広告宣伝業を開始

昭和28年3月 大阪府大阪市において、資本金300万円で株式会社を設立、商号を日本宣伝工業株式会社に変更 昭和28年3月 日宣印刷紙器株式会社(現・連結子会社)を設立し、印刷業を開始

昭和38年4月 東京都文京区に東京営業所を開設 昭和51年10月 東京営業所を東京支社と改称 平成5年3月 商号を株式会社日宣に変更

平成8年2月 ケーブルテレビ加入者向けテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」出版開始 平成12年9月 東京都千代田区に本社ビル(日宣神田ビル)を竣工し、本社を移転

平成12年11月 日宣印刷紙器株式会社の商号を株式会社日宣印刷(現・連結子会社)に変更 平成25年1月 愛知県名古屋市中区に名古屋営業所を開設

平成26年8月 株式会社ハル・プロデュースセンターの株式取得

平成27年9月 株式会社ハル・プロデュースセンター(資本金1,000万円)を吸収合併 平成28年8月 東京都千代田区に本社ビル(日宣神田第2ビル)を竣工し、本社を移転  

(9)

3【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、広告宣伝事業を営む当社(株式会社日宣)と印刷事業及び広告宣伝 事業を営む連結子会社1社(株式会社日宣印刷)により構成されており、各事業の内容は以下のとおりであります。

なお、以下に示す区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセ グメントの区分と同一であります。

 

1.広告宣伝事業

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、注力する業界を定め、顧客企業と直接取引をし、経営課題に対して ユニークな広告ソリューションを提供しております。顧客が属する業界の構造や顧客及びその提供する商品・サービ スの特性及び競合分析、消費者の購買行動の特徴等を理解することにより導き出されるマーケティングメソッドに基 づき、コミュニケーションプランを企画設計しております。メディアニュートラルな視点に立ち、テレビ、ラジオ、 新聞、雑誌、インターネット、アウトドアメディア等の最適なメディアを用いるだけでなく、自社においても独自に メディアを企画・開発し提供しております。コミュニケーションのコンテンツとしては、グラフィック、映像、 WEB、記事コンテンツ等に加え、イベント・セミナー運営、体験装置やアプリを含めたアクティビティーなど多岐に わたり、顧客企業に対し統合ソリューションをワンストップで提供しております。これらを可能にするため、自社の 制作部門にプランナー(*1)、クリエイティブディレクター(*2)、グラフィックデザイナー(*3)、コピーラ イター(*4)、ウェブデザイナー(*5)、映像ディレクター(*6)、プロデューサー(*7)、エディター

(*8)など幅広い人材を有しております。また、社内に仕入れ・調達の専門チームを有し、かつ当社グループ内に 印刷会社を保有しており、広告制作物の品質・コスト・納期の最適なコントロールを行っております。

なお、*の用語については後記「用語解説」をご参照ください。  

当社グループのサービス提供先は特に以下の業界向けに区分されます。

①放送・通信

放送・通信業界の中でも、全国ケーブルテレビ局・大手通信キャリア・番組供給会社といった業界各社に、新規加 入者獲得・視聴促進等のセールスプロモーションを提供しております。全国約100局のケーブルテレビ各局に対して は加入者向けテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」(月刊誌)を企画・制作し約150万部/月発行しており、その品 質・価格・ノウハウにより高い参入障壁を維持しております。また、ケーブルテレビ局のおすすめ番組情報サイトや 大手通信キャリアが運営するVOD(*9)サービスのレコメンドサイトを制作・運営する等、デジタルサービスも手掛 けております。

②住まい・暮らし

住まい・暮らし業界に関して、40年以上にわたり大手住宅メーカーのセールスプロモーションを提供しておりま す。全国キャンペーンの全体設計から個々の広告プロモーションの企画、カタログ、DM、チラシや住宅展示場ツール の制作、イベントの企画運営、WEB・映像制作、空間デザイン等を行っております。なお、カタログや営業ツールは 在庫管理まで一貫したサービスを提供しております。

また、全国のホームセンター顧客向け無料情報誌「Pacoma」(月刊誌)を企画・発行しております。メーカーから の広告集稿・ホームセンター企業への同誌の販売に加え、同誌のWEBサイトにおける製品の利用動画や記事の制作、 ホームセンター店舗での同誌タイアップ売り場の構築等を提案し、「Pacoma」本誌とWEB、売り場の連動によるホー ムセンターでの集客、製品のセールスプロモーションを提供しております。

③医療・健康

製薬会社に対し、全国のケーブルテレビやラジオを利用した疾患予防等の啓蒙施策を提供する他、学会セミナーや イベント等の企画・運営を手掛けております。セルフメディケーションの推進が期待されるドラッグストア企業に対 しては、顧客向け無料情報誌「KiiTa」(季刊誌)を企画・発行し全国のドラッグストアに配布しております。また 新たにドラッグストア企業売り場担当者向け無料情報誌「Re:KiiTa」(季刊誌)を発刊しました。なお、両誌は日本 チェーンドラッグストア協会の公認情報誌であり、メーカーから広告集稿しております。

④その他

その他、Facebook広告や各種のターゲティング広告手法を活用し、様々な企業に顧客層を広げております。また、 学生服メーカーが実施する中高生向けスポーツ教室や絵画コンクール等ユニークなCSR活動を企画・運営しておりま す。

 

2.その他

その他として、株式会社日宣印刷(連結子会社)にて各種商業印刷を行っております。関西圏を中心にカタログ、 パンフレット、チラシ、ダイレクトメール、ポスター等を受注・製造しております。また紙うちわは、オリジナルの うちわの柄の貼り機を保有し、「エコ紙うちわ」(製法特許出願済)という商品名のセールスプロモーションツール として全国から多業種にわたって受注・製造しております。

(10)

[事業系統図]

用語解説

*1 プランナー

ブランドもしくは商品が抱えるビジネス上の問題を検討し、解決すべき課題を設定した上で戦略を整理し、コ ミュニケーションプランの全体設計を行う。

*2 クリエイティブディレクター

プランナーの全体設計に基づきクリエイティブのアイデアを開発すると同時に、そのアイデアを具体化し、制 作物全体の作成を行う。

*3 グラフィックデザイナー

主にプリントメディアにおけるデザインを行う。

*4 コピーライター

広告される対象物の価値が最大化されるように、言葉として定義付けし、商品の具体的な情報や競合商品との 違いを考えコピーの作成を行う。

*5 ウェブデザイナー

UIやUXの観点を踏まえ、ウェブにおけるデザインを行う。

*6 映像ディレクター

動画制作において、クリエイティブのアイデアを具体化する制作物のディレクションを行う。

*7 プロデューサー

クリエイティブの制作物に関し、予算やスケジュールなど完成に至るまでの制作を行う。

*8 エディター

記事や映像、WEB等のコンテンツに関し、企画を立案しそれに基づき編集を行う。

*9 VOD

ビデオ・オン・デマンド(Video On Demand)の略称。視聴者が観たい時に様々な映像コンテンツを視聴する ことができるサービス。

 

(11)

4【関係会社の状況】

名称 住所

資本金 (千円)

主要な事業の 内容

議決権の所 有割合(%)

関係内容

(連結子会社)      

株式会社日宣印刷

大阪府大阪市 城東区

10,000

広告宣伝事業 その他

100

 当社発注の印刷  役員の兼任

(注)「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報の名称を記載しております。  

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

平成28年11月30日現在  

セグメントの名称 従業員数(人)

広告宣伝事業 92 (21)

報告セグメント計 92 (21)

その他 14 ( 4)

全社(共通) 11 ( 1)

合計 117 (27)

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近 1年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。  

(2)提出会社の状況

平成28年11月30日現在  

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)

103 (22) 39.0 5.4 5,869

 

セグメントの名称 従業員数(人)

広告宣伝事業 92 (21)

報告セグメント計 92 (21)

全社(共通) 11 ( 1)

合計 103 (22)

(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除く。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会 社からの派遣社員を含む。)は、最近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。  

(3)労働組合の状況

当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。  

(12)

第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

第63期連結会計年度(自 平成27年3月1日 至 平成28年2月29日)

当連結会計年度における国内経済は、政府による経済・金融政策に加えて円安や原油安等の影響もあり企業業績 は概ね順調に改善し、それに伴い雇用も改善傾向にあり回復基調で推移しております。一方で海外においては、ア メリカが利上げを行うなど回復傾向にあるものの中国をはじめとしてアジア等の新興国の景気減速がみられ、依然 として不透明な状況で推移しております。

当社グループが属する広告業界におきましては、上記のような国内景気の緩やかな回復に伴い、広告費全体でみ ると2015年度の総広告費は6兆1,710億円と4年連続で伸長しております(電通「日本の広告費」平成28年2月発 表)。中でもスマートフォンの普及、アドテクノロジーの発達によりインターネット広告費の伸長は著しく、全体 を牽引しております。

このような事業環境の下、当社グループは、加入者向けテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」の編集・制作を 中心とした全国のケーブルテレビ局向けプロモーション施策や大手住宅メーカー向け集客施策等で安定的な売上及 び利益を確保するとともに、吸収合併した株式会社ハル・プロデュースセンターの顧客への営業活動の強化やホー ムセンター顧客向け無料情報誌のリニューアル等を行いました。また、製薬企業に対してケーブルテレビ局を活用 した疾患啓発支援策を提供しておりましたが、ラジオ局への展開や学会・セミナーイベントの企画等を提供するこ とで伸長を図りました。

この結果、当連結会計年度の業績は、売上高4,338,421千円(前年同期比10.13%増)、営業利益344,064千円

(前年同期比91.06%増)、経常利益331,316千円(前年同期比74.08%増)、当期純利益199,849千円(前年同期比 137.91%増)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

①広告宣伝事業

当事業においては、全国のケーブルテレビ局向けに加入者向けテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」を展開す る他、様々な企業へ各種販促サービスやデジタルマーケティングの提供を行っております。平成27年9月に株式会 社ハル・プロデュースセンターを吸収合併し、新たな顧客の開拓や深耕を行いました。

以上の結果、当事業の売上高は4,183,133千円(前年同期比10.59%増)、セグメント利益は322,724千円(前年 同期比95.30%増)となりました。

 

②その他

その他においては、当社グループの広告宣伝事業の印刷物の他、関西地域の企業に対して商業印刷の営業を行っ ております。株式会社日宣印刷のオリジナル商品である「エコ紙うちわ」の売上減少を、その他の商業印刷の売上 が増加し補いました。

以上の結果、当事業の売上高は155,287千円(前年同期比1.16%減)、セグメント利益は13,239千円(前年同期 比24.44%増)となりました。

 

第64期第3四半期連結累計期間(自 平成28年3月1日 至 平成28年11月30日)

当第3四半期連結累計期間における国内経済は、企業収益や雇用環境の改善等により緩やかな回復基調が続いた ものの、海外においては、イギリスのEU離脱問題やアメリカの大統領選挙がもたらす不確実性の高まりなど依然と して不透明な状況で推移しております。

当社グループが属する広告業界におきましては、国内景気の緩やかな回復に伴い、堅調に推移しております。中 でも当社グループも関連するインターネット広告市場は、スマートフォン広告市場の継続的拡大や動画広告市場の 成長に加え、ユーザーの位置情報や行動ログなどのデータを元にターゲティングする新たな広告配信モデルが次々 と誕生し、大きく伸長しております。

このような事業環境の下、当社グループは、放送・通信業界、住まい・暮らし業界、医療・健康業界を戦略マー ケットとし、専門性あるマーケティングメソッドやソリューションの開発を行ってまいりました。全国のケーブル テレビ局向けには加入者向けテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」の編集・制作を中心とした施策を展開し、大 手住宅メーカー向けにはジオターゲティング等の近年の顧客ニーズに対応したデジタルマーケティング施策を含め たキャンペーンの提供も行い、既存顧客の深耕を図りました。さらに製薬企業に対しては、ケーブルテレビ局やラ ジオを活用した疾患予防の啓蒙施策の提供の他、学会セミナーやイベント等の企画・運営を受託するなどサービス ラインナップを増やしてきました。

そして、映像・インターネット広告を含め、全社横断的にデジタルソリューションの開発に取り組み、新規顧客 を開拓するとともに、ホームセンター顧客向け無料情報誌「Pacoma」のWEBメディアを展開しました。また、8月

(13)

に本社を移転し、2か所に分かれていた東京の拠点を1か所に集約することで、コミュニケーションの円滑化と業 務の効率化を図っております。

この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高3,600,427千円、営業利益390,137千円、経常利益 423,419千円、親会社株主に帰属する四半期純利益260,839千円となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

①広告宣伝事業

当事業においては、全国のケーブルテレビ局向けに加入者向けテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」を展開す る他、様々な企業へ各種販促サービスやデジタルマーケティング施策を提供しております。当第3四半期連結累計 期間においては、戦略マーケットである住まい・暮らし業界や医療・健康業界向けの受注が好調で業績を牽引いた しました。

以上の結果、当事業の売上高は3,456,811千円、セグメント利益は371,164千円となりました。  

②その他

その他においては、当社グループの広告宣伝事業の印刷物の他、関西地域の企業に対して商業印刷の営業を行っ ております。

以上の結果、当事業の売上高は143,615千円、セグメント利益は14,772千円となりました。  

(2)キャッシュ・フローの状況

第63期連結会計年度(自 平成27年3月1日 至 平成28年2月29日)

当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,050,014千円となり、前連結会計年度末に比べ106,488 千円増加しております。その内訳は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によりキャッシュ・フローは、283,329千円(前年同期比19.97%増)増加となりました。これは主に税 金等調整前当期純利益が326,011千円(前年同期比81.97%増)、減価償却費が28,057千円(前年同期比15.19% 減)計上されたこと、法人税等の支払が77,633千円(前年同期比26.05%減)発生したこと等によるものでありま す。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によりキャッシュ・フローは、232,144千円(前年同期比81.58%減)減少となりました。これは主に有 形固定資産の取得による支出が326,421千円(前年同期比71.04%減)発生したこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によりキャッシュ・フローは、55,303千円(前年同期比96.21%減)増加となりました。これは主に長 期借入れによる収入が220,000千円(前年同期比84.83%減)計上された一方で、長期借入金の返済による支出が 130,697千円(前年同期比112.32%増)発生したことによるものであります。

 

(14)

2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績及び受注状況

当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績及び受注状況の記載になじまないため、当該 記載を省略しております。

 

(2)販売実績

第63期連結会計年度及び第64期第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであ ります。

セグメントの名称

第63期連結会計年度

(自 平成27年3月1日 至 平成28年2月29日)

第64期第3四半期連結累計期間

(自 平成28年3月1日 至 平成28年11月30日) 金額(千円) 前年同期比(%) 金額(千円)

広告宣伝事業 4,183,133 110.59 3,456,811

報告セグメント計 4,183,133 110.59 3,456,811

その他 155,287 98.84 143,615

合計 4,338,421 110.13 3,600,427

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

相手先

第62期連結会計年度

(自 平成26年3月1日 至 平成27年2月28日)

第63期連結会計年度

(自 平成27年3月1日 至 平成28年2月29日)

第64期第3四半期連結累計期間

(自 平成28年3月1日 至 平成28年11月30日)

金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) 旭化成ホームズ株式会社 803,478 20.40 886,299 20.43 879,235 24.42

3.広告宣伝事業における、当社分類による顧客所属業界別の販売状況を示すと、次のとおりであります。

業界

第63期連結会計年度

(自 平成27年3月1日 至 平成28年2月29日)

第64期第3四半期連結累計期間

(自 平成28年3月1日 至 平成28年11月30日) 金額(千円) 前年同期比(%) 金額(千円)

放送・通信 2,391,707 99.17 1,738,356

住まい・暮らし 1,270,914 127.64 1,184,938

医療・健康 173,650 300.97 294,325

その他 346,861 109.27 239,190

4.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。  

(15)

3【対処すべき課題】

当社グループの属する広告宣伝業界において、日本の総広告費は復調傾向にあり、特にインターネットの普及を背 景に、広告効果のはっきりとした訴求力の強い効率の良い広告にシフトしている傾向が強まっております。その結果 として、TV・ラジオ・新聞・雑誌広告といった既存のマス媒体の比率が低下傾向にある中、インターネット広告をは じめとして多種多様なセールスプロモーション手法が生み出され、非マス媒体の広告費のうちインターネット広告費 が1兆1,594億円で前年比10.2%増と拡大傾向にあります。(電通「日本の広告費」平成28年2月発表)

当社グループはそのような事業環境の中で、「ユニークなコミュニケーションサービスの提供によって、お客様の 経営に貢献する」という経営理念の下で、既存の媒体に頼らない顧客満足度の高いサービスを継続的に提供し、市場 における更なる評価を得るべく、以下の課題に取り組んでまいります。

 

(1)マーケティングノウハウの更なる向上

当社グループは印刷物を用いた広告手法を得意とし、これにより業容を拡大してまいりました。今後、当社グ ループの提供するサービスが永続的に競争力を獲得していくためには、インターネット広告等のように、サービ スの成果を客観的に測定可能な形で提供していくことが必要になります。また、インターネットを起点としてリ アルでの消費活動を構築するコミュニケーションサービスの提供に関する顧客企業からのニーズも高く、このた め当社グループでは、マーケティング及びサービス開発機能を強化し、インターネット技術を用いたWEBマーケテ ィング手法の開発、VR技術を活用した体験開発等を推進してまいります。

 

(2)優秀な人材の確保と育成

当社グループは、今後の更なる成長のためには、優秀な人材の確保及び当社グループの成長フェーズに沿った 組織体制の強化が不可欠であり、かつ課題であると認識しております。特に、デジタル領域を含めたプランニン グ及びクリエイティブ、テクノロジーを活用したソリューション開発、複雑化する広告プロモーションのプロデ ュース等を担う人材の重要性が増しております。

即戦力の中途人材採用活動を強化するとともに、従来から新卒採用も行っておりますが、会社の永続的な発展 をより意識し新卒採用をさらに強化していく方針です。また、採用した人材の定着化を図るべく、企業ビジョン の明確化や社員の能力が最大限発揮できる環境づくりや研修制度の充実等、社員にとって働きがいのある制度づ くりを行い、組織体制を強化してまいります。

 

(3)情報管理体制の強化

当社グループが事業活動を行う中で、顧客企業の新商品等の各種機密情報や消費者の個人情報等を扱うことが 多く、一般財団法人日本情報経済社会推進協会運営のプライバシーマーク制度の認証の取得、社内規程及び業務 フローの厳格な運用、定期的な社内教育の実施、機密データへのアクセス制限やアクセスログ取得などのシステ ム整備を行ってまいりました。今後、当社グループが業容を拡大するにおいて、更にセキュリティに関するシス テムの整備や教育の徹底を行い、情報管理体制の強化を図ってまいります。

 

(4)内部管理体制の強化

当社グループは、今後もより一層の成長を見込んでおり、企業規模拡大に応じた内部管理体制の構築を図るた めに、コーポレート・ガバナンスを重視し、リスクマネジメントの強化、並びに金融商品取引法における内部統 制報告制度の適用等も踏まえた内部統制の継続的な改善及び強化を推進してまいります。

 

(16)

4【事業等のリスク】

本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある 事項は、以下のとおりです。また、リスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上重要であると考え られる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。当社グループはこれらのリ スク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。

なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループの予測に基づいて判断したものです。  

(1)事業環境に関するリスク

広告会社の業績は、景気、特に個人消費動向をもとにした企業の広告支出動向の影響を受ける傾向がありま す。また当社グループは、経済環境のみならず特定業界や企業の景況に影響されやすい傾向にあります。当社グ ループはこのリスクに対して、新規取引先の開拓を行い、特定の業界に依存している状況からの転換を図ってい く考えではありますが、日本国内の景気変動による顧客企業の広告費の減少に基づく受注量の減少や受注単価の 低下などにより当社グループの業績及び財政状態に影響を受ける可能性があります。

 

(2)広告業界における取引慣行

広告業界において、広告計画や内容の突然の変更に柔軟に対応できるよう、契約書の作成が徹底されないこと があります。当社グループでは、主要取引先と基本契約を締結するなど、取引上のトラブルを未然に回避する努 力を行っておりますが、不測の事態が発生し、紛争が生じる可能性があります。

 

(3)技術革新及びメディアの構造変化への対応

スマートフォン等の多機能デバイスの進化・普及により、メディアが多様化するとともに、ソーシャルネット ワーク等が広く浸透し、消費者のメディア接触行動や時間量が大きく変化しております。当社グループは従来の 印刷物を用いた広告手法での収益を確保しながら、インターネットを起点としてリアルでの消費活動を構築する コミュニケーションサービスの提供など、インターネット技術を活用したマーケティング手法の変化に対応しな がら業容の拡大に取り組んでおります。しかし、こうした技術革新及びメディアの構造変化に当社グループが適 切に対応できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を受ける可能性があります。

 

(4)特定の取引先への依存

当社グループは、旭化成ホームズ株式会社及びそのグループ会社に対して、キャンペーン全体の企画設計及び CM・新聞広告・チラシ・DM・展示場ツール等の企画・制作、基幹カタログの企画・制作、営業ツールの企画・制 作、カタログ等の在庫管理、イベントの企画・運営、ディスプレイ、空間デザイン、映像制作、WEBマーケティン グ等の幅広い広告宣伝サービスを提供しております。その結果、同社グループに対する第63期連結会計年度の売 上高は967,341千円、売上高に占める割合は22.30%であり、第64期第3四半期連結累計期間の売上高は939,945千 円、売上高に占める割合は26.11%となっております。現状において、当社グループは同社グループと安定的な取 引関係にありますが、受注状況によっては四半期毎に当社グループの業績に影響を受ける可能性があります。ま た、何らかの要因により取引関係に問題が生じた場合、あるいは広告宣伝政策の変更等があった場合には、当社 グループの業績に影響を受ける可能性があります。

 

(5)競合について

当社グループが事業を展開する広告業界は、売上高で上位の広告会社への集中傾向が高く、当社グループは常 に既存の大手の広告会社と競争を強いられております。また、近年、インターネット、スマートフォン広告市場 等における新規参入企業との競合が生じる機会も増加してきております。

当社グループは、注力する業界を定め、顧客企業と直接取引し、その業界の構造や特性を踏まえ顧客企業の経 営課題に対してユニークな広告ソリューションを開発して、競争上の優位性を確保していく考えではあります が、今後も優位性を確保できる保証はなく、優位性を逸した場合あるいは競争の激化に伴い報酬が低下した場合 には、当社グループの業績及び財政状態に影響を受ける可能性があります。

 

(6)原材料の調達

当社グループの原材料の大部分は印刷用紙が占めており、安定的な量の確保と最適な価格の維持に努めており ます。しかしながら、急激な市況の変動等により仕入価格が上昇し、製造コストの削減で補えない場合や、販売 価格に転嫁できない場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を受ける可能性があります。

 

(7)外部委託

当社グループではコンテンツ制作、印刷、運送等の業務において外部委託を利用し、外部の良質なリソースの 利用及び固定費の圧縮を行っております。必要に応じた外注先の確保ができず業務が遂行できない場合、外部委

(17)

託先の事故・経営不振・不祥事等による納期遅延・品質問題等が発生した場合には、当社グループの業績に影響 を及ぼす可能性があります。

 

(8)不良品の発生

当社グループの提供する商品、サービスにおいて、不良品が発生することがあります。不良品が発生した場 合、値引きや商品の再発注、回収等の負担がかかる可能性があります。

当社グループでは、不良品の発生防止のため、品質管理、生産管理等には十分注意しておりますが、受注金額 の大きな案件で不良品が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)人材の確保、育成

当社グループでは今後事業拡大や企業運営を円滑に遂行していく上で、優秀な人材を確保することが極めて重 要と考えており、随時採用活動を行っております。しかしながら、必要な人材を適切な時期に確保できない場 合、または社内の有能な人材が流出した場合には、経常的な業務運営や事業展開に支障が生じ、当社グループの 業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10)法的規制について

当社グループが広告宣伝サービスを提供する際の各種制作物において、その表現は「不当景品類及び不当表示 防止法」、「不正競争防止法」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」、

「著作権法」及び「商標法」等の規制を受けております。当社グループが提供するのは広告宣伝サービスであ り、法令の遵守義務は実際に商品等を提供する広告主になりますが、当該広告が景表法等の法令に抵触した場 合、当該広告主との間で法的責任の発生や社会的信用の低下により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性 があります。

 

(11)知的財産権の侵害

当社グループが事業活動を行う過程で、提案する企画内容によっては第三者の知的財産権を侵害する可能性が あるため、企画を提案する際には知的財産権の侵害の有無を確認しております。しかし、サービスの提供後、想 定外の係争が発生した場合には、これらの係争が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。  

(12)情報の流出

当社グループでは個人情報及び顧客情報、情報システムを取り扱う際の運用管理については、情報セキュリテ ィ関連規程を整備運用して厳重に取り扱うこととしております。プライバシーマークの認証を取得し、機密情報 の厳格な管理と個人情報の漏洩防止に努めておりますが、不測の事態により個人情報等の流出事故が発生した場 合、損害賠償や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13)災害等に関するリスク

当社グループが事業展開する地域において、自然災害、電力その他の社会的インフラの障害、通信・放送の障 害、流通の混乱、大規模な事故等が起こった場合には、当社グループまたは当社グループの取引先の事業活動に 悪影響を及ぼし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(14)訴訟等について

当社グループは法令及び契約等の遵守に努めておりますが、取引先、消費者、各種団体または知的財産権の保 有者等による訴訟を提起された場合に、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(15)ストック・オプションと株式の希薄化について

当社グループは、取締役及び従業員に対するインセンティブ付与を目的としたストック・オプション制度を採 用しております。そのため、現在、取締役及び従業員に付与されている新株予約権の行使が行われた場合、保有 株式の株式価値が希薄化する可能性があります。本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は179,800 株であり、発行済株式総数及びストック・オプションによる潜在株式数の合計1,879,800株の9.56%に相当しま す。

なお、当該新株予約権は当社退職者については実質的に行使できない制度となっており、本書提出日現在にお ける行使可能な新株予約権による潜在株式数は155,600株であり、発行済株式総数及びストック・オプションによ る潜在株式数の合計1,879,800株の8.28%に相当します。

 

(18)

5【経営上の重要な契約等】

当社は、平成28年11月15日開催の取締役会において、次のとおり固定資産の譲渡を決議し、平成28年12月2日付で 売買契約を締結いたしました。

 

(1)概要 借入金返済のため、当社所有の不動産(旧本社ビル及び土地)の売却を行うことを決議いたしま した。

(2)譲渡資産内容 土地、建物

(3)所在地 東京都千代田区内神田 (4)譲渡価額 1,000,000千円 (5)譲渡先概要 三菱地所株式会社

なお、当社と譲渡先の間には、記載すべき資本関係、人的関係、取引関係はなく、関連当事者に も該当しません。

 

6【研究開発活動】

該当事項はありません。

(19)

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成され ております。この連結財務諸表の作成にあたり重要となる会計方針は、「第5 経理の状況 1. (1) 連結財務 諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりです。

 

(2)財政状態の分析

第63期連結会計年度(自 平成27年3月1日 至 平成28年2月29日)

当連結会計年度末における資産、負債及び純資産の状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

①流動資産

当連結会計年度末における流動資産の残高は、前連結会計年度末より68,107千円増加し、1,599,930千円となり ました。これは主に、前払費用が22,818千円減少した一方で、平成28年2月期に開催したイベントの売上に関し て当月入金であったこと等により現金及び預金が56,376千円、受取手形及び売掛金が17,700千円増加したこと等 によるものです。

②固定資産

当連結会計年度末における固定資産の残高は、前連結会計年度末より243,485千円増加し、2,375,405千円とな りました。これは主に、賃貸ビル解約による敷金及び保証金が23,052千円減少した一方で、新社屋の建設により 建設仮勘定が314,017千円増加したこと等によるものです。

③流動負債

当連結会計年度末における流動負債の残高は、前連結会計年度末より67,012千円増加し、806,149千円となりま した。これは主に、買掛金が31,787千円減少した一方で、未払法人税等が64,546千円、1年内返済予定の長期借入 金が33,456千円増加したこと等によるものです。

④固定負債

当連結会計年度末における固定負債の残高は、前連結会計年度末より79,175千円増加し、1,739,156千円となり ました。これは主に長期借入金が55,847千円、役員退職慰労引当金が14,605千円増加したこと等によるもので す。

⑤純資産

当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末より165,405千円増加し、1,430,029千円となり ました。これは主に、利益剰余金が配当により34,000千円減少した一方で、当期純利益を199,849千円計上したこ と等によるものです。

 

第64期第3四半期連結累計期間(自 平成28年3月1日 至 平成28年11月30日)

当第3四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

①流動資産

当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、前連結会計年度末より149,309千円減少し、1,450,620 千円となりました。これは主に、現金及び預金が293,695千円減少した一方で、受取手形及び売掛金が49,375千 円、保険解約による返戻金の発生等により未収入金が16,286千円、未収還付消費税等が45,816千円増加したこと等 によるものです。

②固定資産

当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、前連結会計年度末より226,121千円増加し、2,601,527 千円となりました。これは主に、新社屋の建設により建物及び構築物が872,489千円増加した一方で建設仮勘定が 648,787千円減少したこと等によるものです。

③流動負債

当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、前連結会計年度末より63,428千円減少し、742,721千 円となりました。これは主に、買掛金が23,804千円増加した一方で、未払消費税等が43,199千円減少したこと等に よるものです。

④固定負債

当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、前連結会計年度末より78,388千円減少し、1,660,767 千円となりました。これは主に、長期借入金が109,533千円減少した一方で、自社ビルの一部を賃貸したことに伴 う敷金受取により預り保証金が11,671千円、役員退職慰労引当金が11,238千円増加したこと等によるものです。

⑤純資産

当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末より218,628千円増加し、1,648,658千 円となりました。これは主に、利益剰余金が配当により42,500千円減少した一方で、親会社株主に帰属する四半期 純利益を260,839千円計上したこと等によるものです。

(20)

(3)経営成績の分析

第63期連結会計年度(自 平成27年3月1日 至 平成28年2月29日)

当連結会計年度の経営成績は、売上高4,338,421千円、営業利益344,064千円、経常利益331,316千円、当期純利益 199,849千円でありました。

①売上高

「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載のとおり、売上高は、放送・通信業界や住まい・暮ら し業界で安定的な売上と収益を確保するとともに、製薬企業に対しての疾患啓蒙施策や吸収合併した株式会社ハ ル・プロデュースセンターの顧客への営業活動の強化により、医療・健康業界に対しての売上を大幅に伸ばすこと ができ、4,338,421千円(前年同期比10.13%増)となりました。

②売上総利益

イベント案件の収益性改善に伴い、売上総利益率は3.5ポイント改善して25.4%となり、その結果、売上総利益 は、1,101,223千円(前年同期比27.96%増)となりました。

③営業利益

販売費及び一般管理費は、人員の増員及び賃金を上昇させたことにより人件費が増加し、757,159千円(前年同期 比11.26%増)となりました。その結果、当連結会計年度における営業利益は、344,064千円(前年同期比91.06% 増)となりました。

また、各セグメントの業績の詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要(1)業績」に記載の とおりです。

④経常利益

受取配当金や受取賃貸料等を計上したことから営業外収益は、12,220千円(前年同期比46.01%減)となりまし た。支払利息や投資有価証券評価損等を計上したことから営業外費用は、24,969千円(前年同期比101.56%増)と なりました。その結果、当連結会計年度における経常利益は、331,316千円(前年同期比74.08%増)となりまし た。

⑤当期純利益

固定資産売却損等を計上し特別損失は、5,305千円(前年同期比52.52%減)となりました。また、法人税、住民 税及び事業税を141,008千円(前年同期比68.24%増)計上したことで、当連結会計年度における当期純利益は、 199,849千円(前年同期比137.91%増)となりました。

 

第64期第3四半期連結累計期間(自 平成28年3月1日 至 平成28年11月30日)

当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高3,600,427千円、営業利益390,137千円、経常利益423,419 千円、親会社株主に帰属する四半期純利益260,839千円でありました。

①売上高

「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載のとおり、売上高は、放送・通信業界や住まい・暮ら し業界で安定的な売上と収益を確保するとともに、WEBメディアの立ち上げを含めたデジタルマーケティングの強化 や製薬企業に対してのサービスラインナップの拡充により、3,600,427千円となりました。

②売上総利益

売上総利益率は26.1%となり、当第3四半期連結累計期間における売上総利益は、940,307千円となりました。

③営業利益

本社移転関連費用等を計上したことから販売費及び一般管理費は、550,170千円となりました。その結果、当第3 四半期連結累計期間における営業利益は、390,137千円となりました。

また、各セグメントの業績の詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要(1)業績」に記載の とおりです。

④経常利益

保険解約返戻金や受取配当金や受取賃貸料等を計上したことから営業外収益は、53,213千円となりました。支払 利息等を計上したことから営業外費用は、19,932千円となりました。その結果、当第3四半期連結累計期間におけ る経常利益は、423,419千円となりました。

 

⑤親会社株主に帰属する四半期純利益

本社移転に伴い固定資産除却損等を計上し特別損失は、3,481千円となりました。また、法人税、住民税及び事業 税を168,086千円計上したことで、当第3四半期連結累計期間における親会社株主に帰属する四半期純利益は、 260,839千円となりました。

(21)

(4)キャッシュ・フローの状況の分析

第63期連結会計年度のキャッシュ・フローの概況については、「第2事業の状況 1 業績等の概要(2)キャッ シュ・フローの状況」に記載のとおりです。

 

(5)経営戦略の現状と見通し

当社グループは、ユニークなコミュニケーションサービスの提供によってお客様の経営に貢献することを経営理 念に掲げ、注力する業界を定め、広告ソリューションを提供してきました。今後につきましては、当社グループが 顧客企業に提供するサービスのクオリティーを一層高めるとともに、市場環境の変化を見据え、ターゲットとする 業界を拡大してまいります。

 

(6)経営成績に重要な影響を与える要因について

「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりです。  

(7)経営者の問題認識と今後の方針について

当社グループの属する広告業界は、近年、インターネット、スマートフォン等の新たなメディアを活用した広告 が伸長し、メディアの構造変化が進んでおります。当社グループにおいては、全社的に「デジタルシフト」を掲 げ、顧客ニーズに合ったインターネット広告の提供・販売やVRを活用したアクティビティーツールを提供するなど 対応を進めております。

今後につきましても、当社の長年の強みである「リアルな売りの現場・顧客接点の支援」をさらに進化させるべ く、データを活用しターゲット顧客に対しピンポイントに情報を届け集客するといったO2O(オンライン・ツー・ オフライン)施策の開発や、ジェスチャー認識及びVRを含めたテクノロジーを活用し接客プロセスや接客現場にお ける体験価値の向上を実現する仕組みの開発を推進し、ユニークなソリューションを提供してまいります。

当社が注力している放送・通信業界においては、テレビ視聴がインターネットメディアにシフトする中、多くの 事業者が動画配信サービスに参入しております。当社は長年にわたる視聴促進ノウハウを活かし動画コンテンツ関 連のレコメンドビジネスを拡大するとともに、著作権処理等のサービスを拡大してまいります。また、有料放送で 使用する電子番組表(EPG)のあり方を研究し、視聴者に対しふさわしいコンテンツをお勧めできるよう取り組んで まいります。

 

(22)

第3【設備の状況】

1【設備投資等の概要】

第63期連結会計年度(自 平成27年3月1日 至 平成28年2月29日)

当連結会計年度に実施した設備投資の総額は322,777千円であり、その主なものは、新社屋の建設によるもので あります。

 

セグメントごとの設備投資について示すと、次のとおりです。 広告宣伝事業

当連結会計年度において実施しました設備投資の総額は322,777千円です。その主なものは、新社屋の建設によ るものであります。

なお、重要な設備の除却又は売却はありません。  

その他

当連結会計年度において実施しました設備投資及び重要な設備の除却又は売却はありません。  

第64期第3四半期連結累計期間(自 平成28年3月1日 至 平成28年11月30日)

当第3四半期連結累計期間に実施した設備投資の総額は270,855千円であり、その主なものは、新社屋の建設に よるものであります。

 

セグメントごとの設備投資について示すと、次のとおりです。 広告宣伝事業

当第3四半期連結累計期間において実施しました設備投資の総額は270,252千円です。その主なものは、新社屋 の建設によるものであります。

なお、重要な設備の除却又は売却はありません。  

その他

当第3四半期連結累計期間において実施しました設備投資及び重要な設備の除却又は売却はありません。  

2【主要な設備の状況】

当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 (1)提出会社

平成28年2月29日現在  

事業所名 (所在地)

セグメントの 名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数 (人) 建物及び

構築物

(千円)

機械装置及び 運搬具

(千円)

土地

(千円) (面積㎡)

その他

(千円)

合計

(千円)

本社

(東京都千代田区)

広告宣伝事業 本社機能 141,073 7,328

213,803 (188.33)

12,235 374,440

100 (13) 新社屋(建設中)

(東京都千代田区)

本社機能

789,594 (290.90)

648,787 1,438,381

(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。

2.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、建設仮勘定及びソフトウエア等の合計であります。 3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近

1年間の平均人員を( )外数で記載しております。

(23)

(2)国内子会社

平成28年2月29日現在  

会社名

事業所名 (所在地)

セグメント の名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数 (人) 建物及び

構築物

(千円)

機械装置及び 運搬具

(千円)

土地

(千円) (面積㎡)

その他

(千円)

合計

(千円)

株式会社 日宣印刷

本社・工場 (大阪市城東 区)

その他

本社機能・ 印刷設備

38,333 17,332

136,674 (742.36)

192 192,532

11 (5)

(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。

2.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であります。

3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近 1年間の平均人員を( )外数で記載しております。

 

なお、平成28年11月30日現在において、新社屋への移転が完了しており、提出会社における主要な設備は、次のとお りとなっております。

 

(1)提出会社  

平成28年11月30日現在  

事業所名 (所在地)

セグメントの 名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数 (人) 建物及び

構築物

(千円)

機械装置及び 運搬具

(千円)

土地

(千円) (面積㎡)

その他

(千円)

合計

(千円)

旧本社

(東京都千代田区)

全社共通 貸出物件 137,758

213,803 (188.33)

153 351,716

新社屋

(東京都千代田区)

広告宣伝事業 本社機能 884,264 34

800,227 (290.90)

20,341 1,704,867

103 (22)

(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。

2.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品及びソフトウエア等の合計であります。

3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近 1年間の平均人員を( )外数で記載しております。

 

3【設備の新設、除却等の計画】 (平成28年11月30日現在)

当社グループの設備投資については、景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に勘案して策定しております。 なお、最近日現在における重要な設備の新設及び除却計画は次のとおりであります。

 

(1)重要な設備の新設

会社名

事業所名 (所在地)

セグメン トの名称

設備の内容

投資予定額

資金調達 方法

着手及び完了予定年月

完成後の 総額 増加能力

(千円)

既支払額

(千円)

着手 完了

提出会社 本社

(東京都千代田区)

広告宣伝 事業

受発注 システム

4,000 増資資金 平成29年3月 平成29年5月 (注)2

提出会社 本社

(東京都千代田区)

広告宣伝 事業

業務支援 システム

36,000 増資資金 平成29年6月 平成30年2月 (注)2

提出会社 本社

(東京都千代田区)

広告宣伝 事業

顧客向け システム

10,000 増資資金 平成29年9月 平成30年2月 (注)2

(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。

2.完成後の増加能力については計数把握が困難なため、記載を省略しております。  

(2)重要な設備の売却等 会社名

事業所名 (所在地)

セグメン トの名称

設備の内容

期末帳簿価額

(千円)

売却等の予定年月 売却等による 減少能力

提出会社

旧本社

(東京都千代田区)

全社共通 貸出物件 351,716 平成29年3月頃 (注)2

(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。

2.売却後の減少能力については計数把握が困難なため、記載を省略しております。  

(24)

第4【提出会社の状況】

1【株式等の状況】

(1)【株式の総数等】

①【株式の総数】

種類 発行可能株式総数(株)

普通株式 6,800,000

計 6,800,000

(注)平成28年10月13日開催の取締役会決議により、平成28年11月1日付で株式分割に伴う定款の変更を行い、発行可 能株式総数は6,640,000株増加し、6,800,000株となっております。

 

②【発行済株式】

種類 発行数(株)

上場金融商品取引所名又は登録 認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式 1,700,000 非上場

単元株式数は100株であり ます。(注)1

計 1,700,000 - -

(注)1.完全議決権株式であり、株主としての権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であります。 2.平成28年10月13日開催の取締役会決議により、平成28年11月1日付で普通株式1株につき20株の株式分割を

行っております。これにより発行済株式数は1,615,000株増加し、1,700,000株となっております。 3.平成28年10月19日開催の臨時株主総会決議により、同日付で1単元を100株とする単元株制度を採用してお

ります。  

参照

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